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南九州ソイル(株)視察

生ゴミリサイクルプラント視察報告(2001.4.25)

 都北県議6人で田野町にある南九州ソイル(株)を視察しました。ここでは都城市の家庭生ゴミを堆肥化するプラント(コンポスト)があり、処理能力は200t/日とのこと。ここの特徴は自然界にある微生物をブレンドし、本発酵4日、熟成発酵4日というスピードで肥料化されると言うことです。(従来だと4か月ぐらいかかるとのこと)工場内は悪臭がなく、またハエなども飛び交っていませんでしたが、それは微生物群の中にその対策の菌が入っているからだと説明を受けました。その後、その肥料を使っている農家の畑に行って実際に作物を見てみました。その一つキャベツは、驚くほど葉の厚みがあり、また虫が付いていませんでした。微生物の分解した有機物が土地改良にとても有効で「活着もよく水はけも良い、農薬もあまりいらない」と生産者の人がおっしゃっていました。下水道汚泥などあらゆる有機質に応用可能で、堆肥化してあらゆる作物に有効と、リサイクル推進にはもってこいの技術のようです。リサイクル問題も扱う厚生常任委員会でも執行部を連れて行けたらいいなと考えました。


 
プラントの中の様子
生ゴミを微生物と混ぜ合わせピットに詰め込むと最高90度位まで高温になるという。生ゴミの90%は水分なので水蒸気がすごい。この水蒸気は冷却して回収されている。
4日間寝かせた後、かくはんしてまた4日間熟成。湿度30%の肥料の出来上がり。
不思議と悪臭はないし、ハエもいない。一日の処理能力200トン。

 
この肥料で生産された野菜類
「無化学肥料」野菜として契約栽培を行っている。販路は独自に開拓しているという。
従来の野菜と比べて味がよいので引き合いが多いとのこと。

 
見事な野菜畑
ある契約農家のキャベツ畑。見たこともないような巨大な分厚い葉っぱにみんなあ然。
虫が付いていないのが不思議。農薬は2−3回散布するとか。

毛根いっぱいのキャベツの苗
この苗を見ただけでこの肥料は有効そうである。
この肥料で梅や桜も生き返るという。

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