時のひと(2006年11月27日)
先週、ある会合で元国会議員と顔があったら「満行さん、時の人だね」と声をかけられた。確かにこのところ、新聞、テレビに名前や顔が出るのでそういう表現をされるのかもしれない。おかげで脅迫じみた不審電話もかかってくるようになった。その2日後、千葉県に住む中学校時代の同級生からから電話があった。「宮崎はすごいことになっているね。毎日トップで報道している。満行君の姿が出るんではないかとニュースを凝視しているが出てくるのは知事の顔だけ。すっかり知事の顔を覚えてしまった。」と。宮崎の時の人、いや、すっかり全国の時の人となった安藤知事。後援会5000万円問題や官製談合に「一切関与していない。」と発言されているが、これでは県民は納得できない。私たち県議会は県民の声を代弁し真実を明らかにすることが使命である。これまでの知事の説明では多くの疑念が全く払拭されていない。知事には早急に説明責任を果たしていただきたい。
 115万人県民の生活を守るためには県政はいっときの停滞も許されない。後援会幹部の処遇を約束した名刺裏書きが明らかとなった念書問題、後援会5000万円問題、県民3人による告発及びそれを宮崎地検が即日受理した事実、そして県土木部長以下県幹部3人の逮捕と業者8人の逮捕、県庁捜索による大量な書類等の押収等、いま県政が大きく混乱しており、その責任が県政トップである安藤知事にあるのは明らかである。私は安藤知事に恨みがあるわけではないが、政治的、道義的責任、そして部下への監督責任をとって速やかに出処進退を明らかにすべきと考える。